― EAの結果を読み取る―
EAのバックテストを見ると、
さまざまな数字が表示されます。
・PF
・DD
・勝率
・取引回数
・リカバリーファクタ
しかし、初めて見ると
「どこを見ればいいのか分からない」
という人も多いと思います。
そこでこの記事では、
バックテスト画面の基本的な見方を
簡単に整理します。
バックテスト結果の例

※この記事では、このバックテスト結果を例に解説します。
※運用中EAの2025/02/07~2026/02/07の1年BT
バックテストで見る主なポイント
①プロフィットファクター( PF )
利益と損失のバランスを表す数字です。
→ 詳しくはこちら
PFとは ― EAの利益効率を表す指標
② 最大ドローダウン(DD)
資金がどれくらい減る可能性があるかを
表す数字です。
→ 詳しくはこちら
ドローダウンとは ― 資金の最大下落
③ 勝率
取引のうち、どれくらいの割合で勝っているかを
表す数字です。
→ 詳しくはこちら
勝率の罠 ― 勝率だけでは判断できない理由
④ 取引回数
バックテスト期間中に
何回取引したかを表す数字です。
→ 詳しくはこちら
取引回数とは ― バックテストの信頼度
⑤ リカバリーファクタ
どれくらい効率よくドローダウンを
回復しているかを表します。
→ 詳しくはこちら
リカバリーファクタとは ― 回復力を示す指標
⑥期待利得
1トレードあたり平均でどれくらい増えるか
を表す数字です。
BTの数字を実際に読み解く例
ここでは、
上のバックテスト結果を例に、
EAの特徴を簡単に見てみます。
PF(プロフィットファクター)
PFは 1.32 です。
PFは、
利益と損失のバランスを表す指標です。
1を超えていれば
長期的に利益が出る可能性がある設計と言えます。
1.3前後は、
派手ではありませんが
安定型のEAでよく見られる数値です。
最大ドローダウン
最大ドローダウンは
約9% です。
これは、
運用中に
最大で約9%資金が減る可能性があった
という意味です。
勝率
勝率は
54.37% です。
つまり、
約半分より少し多い割合で
勝っているEAです。
勝率としては
極端に高くも低くもない
バランス型と言えます。
取引回数
取引回数は
583回です。
これは
統計として見るには
十分な回数と言えます。
取引回数が少ない場合、
結果が偶然良くなっている
可能性もあります。
リカバリーファクタ
リカバリーファクタは
3.28 です。
これは
利益 ÷ 最大ドローダウン
で計算される指標で、
3以上あれば
回復力が高いEAと考えられることが多いです。
期待利得
期待利得は
44.29 です。
これは
1回のトレードあたり
平均でどれくらい増えるか
を表す数字です。
つまりこのEAは、
1回のトレードで
平均すると
約44円の利益が積み上がる設計
と言えます。
このEAの特徴
このバックテスト結果を見ると、
・PF 1.32
・勝率 54%
・DD 約9%
という
大きく勝つタイプではなく
安定して積み上げるタイプ
のEAであることが分かります。
バックテストでは、
1つの数字だけで判断することはできません。
大事なのは、
数字を組み合わせて
EAの性格を理解すること
です。
・リスクはどれくらいか
・連敗はどれくらい起きるか
・どんな相場で強いのか
こうしたことを
バックテストから読み取っていきます。
バックテストは「未来予想」ではない
最後に大事なことです。
バックテストは
過去の相場の結果です。
未来の利益を
保証するものではありません。
EAの成績は
相場環境によって変わります。
だからバックテストは
「未来を当てるもの」ではなく
EAの性格を理解するための資料
として使うことが重要です。

